2012年6月9日土曜日

エントロピーの法則に従って、

原発を止めれば、電気が足りなくなってそれは経済に支障を生じ国防も危ぶまれ、国民生活に破綻が生じる。一方、原発稼働が続けば万が一の被害は物理的に国の存亡につながる。動力が無ければ触れることも出来ない核廃棄物も破滅的だ。原発だけではなく世界に有り余る原爆も、石油依存が積み上げる紛争の緊張感も凍結できるわけではない。
はたして私たちの逃げ道はあるのだろうか?いつの間にやら逃げ道が無くなっている。強固な安定と安心を目指したはずが、気がついたら今薄いガラスの上に支えも成しに立っていた。行くも戻るもかなわない。言われるまで、足元を見ないで歩いていたのだろうか。
そう思うと、エントロピーの法則を思い出す。秩序や安定は、やがて崩壊へつながる。それは自然の法則。その一方、その理屈は今ならよく判る。ブレーキ、後戻りや減速はその法則通りに無理難題だ。崩壊エネルギーは等比級数的に伸びていくと定義されているが、その通りに目の前で進んでいるように見える。
このままさらに脆い足元を進むか、強い抵抗をあえて押し返して来た道を戻るか。それよりも、立ち止まる余地さえないのだろうか。