2011年11月16日水曜日

エネルギー依存症

「ヒューマンピーク」は過ぎた、という見方はどうだろう。ヒトは知恵を持ち道具を得て自然界の生存競争に躍り出た。団結と未来への予測、自然界で生きていくための多くの知恵と経験を蓄積し、子孫に継承することで殖を得てきた。 森や河、空や海のさまざまな現象を見聞き感じて、そこに生きる術を得た。有る物を有るように使い、ヒトとしての領域を得ていた。

麻薬=それはあふれ出るエネルギー。降って湧いた富のように、かなり強力な中毒症状を引き起こす。
今の文明の中は、引き返すことのない重症の「エネルギー依存症」になってしまった。もはや垂れ流しのエネルギー無くしては生きていけない。ほんのわずかなエネルギー不安がヒトを共食いの自滅に追いやる。まさに麻薬と同じく、もはやそのリスクなど計ることもない。とにかく今エネルギーが要るのだ。エネルギー不安から見える禁断症状の幻覚は、何にも代え難くおぞましく恐ろしい。そのためにはどんなことでも、誰もが叡智を掛けてさまざまな企みを図る。
依存症のない人々は木漏れ日と風と波の合間で、「依存症患者達の言うつまらない人生」をおくる。依存症患者達がその安息を欲しがることはあり得なく、とりもどすことはもはや無いだろう。


ドキュメンタリー映画『The 11th hour』 を見てふと思う。