2008年10月23日木曜日

ラクゴの楽しみ らくだ

らくだ タイトルだけで話を想像する。しかし、この場合は全く意味がない。意味ありげなタイトルは話に全く関連がない。しいていえば、隣近所になじまない異質なものを、不意義な動物に例えて”らくだ”という呼び名が付いた、のかな?動物は出てこないし、異国の話でもない。

”らくだ”と呼ばれる男が死んだ。そこへ兄弟分の男が偶然尋ねてきて、見つける。葬儀を出してやろうとするところへ、辺りの事情を知った紙くず屋がそこに通りかかり、二人で葬儀の段取りをする。”らくだ”と呼ばれた男は乱暴者でむちゃくちゃ、嫌われ者で、近所の誰もがその死を喜こび、安堵した。葬儀などとんでもない、と言う隣人に対し、兄弟分の男が嫌がらせをしながら、”つべこべ抜かす奴には、死人を連れてきてカンカン踊りをさせましょう、と言ってこい。”、と言う具合に葬儀の準備が進んでいく。

やることは乱暴でも、死んだ男の葬儀をするのだから、筋の通った行いではある。

ここの一つのキーである、”死人のカンカン踊り”のくだりは、ちょっと昔の映画でよく使われた。私は映画で先に知った。いろんな作品で出てくるので有名な逸話だと思っていた。これが出展と知ったのはこれを聞いてからだ。邦画で言うと、エノケンの法界坊(だとおもう)、ハナ肇の”バカシリーズ”、渥美清の無法松の一生みたいな話(題は忘れた。)伴淳三郎もやってかな?

この演目は関西でも東京でも多くの演者がやっている。タイトルも同じ"らくだ”。筋もアレンジは無いようだ。結構長い話だけど、きちんとした物語になっているからオチだけではなく、それぞれの登場人物のやりとりなど話全体を通して楽しめる。いろいろな演者を聞き比べて楽しめる演目である。

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