2008年8月24日日曜日

カメラのこと 

 カメラの魅力って何だろう。私の回りにもカメラファンが多い。かつての上司もそうで、モノクロのタブロイドフィルムで樹木や景色の写真を撮っていた。かつての部下は、式場カメラマンになりたいと、勉強してると言って高価なカメラを買っていた。ときどき山へ行くと年配の方々が、重たいカメラを担いで、巨大なレンズを小さな花に向けているのを目にする。嬉々としてファインダーを覗き込む姿が、万華鏡を手にしているように見える。カメラのレンズを通る景色は、よほどすばらしく見えるに違いないと思ったりする。
 カメラセンスのない僕は、カメラや写真を楽しめない。実は、写真にはがっかりすることがよくあるのだ。目の前のすばらしい景色を残したいと写真に撮るのだけれど、写真を見るとそのすばらしさが見えてこない。”ほんとはもっと感じるスゴイ景色なのに”ってね。そう言った意味で、”写真は創作作品だ”ともおもう。”撮影者の意図”を現すことのできる媒体だって。

 カメラのレンズは1つで、人の目は2つ。私の好きな錯覚や、トリックアート、だまし絵などはカメラを通すとその幻をよく映す。1つのレンズでは2つの目が見る物を補えきれずに、一部の情報が捨てられる。写真を見た人の脳がそれを補足するから、トリックやだまし絵は写真の方が不思議に見える。写真では不思議で判らなくておもしろいものが、現物を見てみるとがっかりと言うこともある。


 それにしても、最近のテレビで見る花火映像はとても不思議な絵柄だ。ちょっと前までは花火はカメラに写らなかった。闇が闇でなかったり、光の残像が残ったり。デジカメでは更にひどい。光不足に弱いのだ。
 花火撮影ではどうやって露光を拾い、焦点を合わせるのだろうか。闇の中で光ってすぐ消える像はとても難しい技術だと思うのだが。そう思うと、デジタル映像は編集が自在だから、花火などは合成映像ではないかと思うのだが。カメラ内部での技術のことで、シャッターを押す前に、自動で時間差で何枚も撮っておいて1枚に合成するくらいは、造作もないことだし。どうなのだろう。

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